理事長所信
一般社団法人新潟青年会議所2026 年度基本方針
We Believe ~新潟の可能性を信じて~
はじめに
何者でもない自分を、変えてくれる場所。
青年会議所は、そんな魔法のような力を持った場所です。
私はJC に出会うまでごく普通のサラリーマンとして、将来的な目標も特になく、ただ平凡な毎日を過ごしていました。
そんな私に、転機が訪れたのはちょうど30 歳のとき。
新潟青年会議所という名の学び舎と運良く出会うことができました。
そこには、まっすぐな目で意見を言い合う仲間がいて、自分の信念を貫き、背中で語る先輩がいて、心を揺さぶる、忘れられない原体験の数々がありました。
やがて、日本青年会議所への出向という大きな機会をいただき、全国から集った怪物級の能力を持った出向者たちに打ちのめされ、悔しさでいっぱいになることもありました。
けれど、その健全なる劣等感があったからこそ、私は本気で「自分」と向き合うことができた。
背伸びをしながら、もがきながら、確かな自己成長を手に入れることができた。
JC は、何者でもなかった私に、
「自分にも何かができるかもしれない」という希望の火を灯してくれました。
新潟青年会議所への入会という一歩を踏み出して、本当に良かった。
そう胸を張って言える今があります。
2026 JCI ASPAC 新潟大会へ向けて
2026 年はJCI ASPAC 新潟大会というこれまで新潟青年会議所が経験したことのない規模の国際会議を主管いたします。世界中のリーダーが集い、経済、文化、国際社会の未来について語り合うこの大会は、地域にとっても組織にとっても、歴史的な節目となることは間違いありません。
しかしながら、ASPAC の開催そのものは、決してゴールではありません。私は、ASPAC の開催はゴールではなく、「新潟の未来を飛躍させるための手法」として位置づけています。
真に重要なのは、この国際会議を通じて新潟の価値をいかに高め、地域の新たな可能性をどれほど広げることができるかという点にあります。世界と繋がる機会を地域にもたらし、そこで得た人財、情報、信頼、経済的効果を大会後に新潟の未来のために活かすこと。これこそが、私たちが果たすべき最大の使命です。
国際都市としての機能を磨き直し、次の世代の若者が「このまちで挑戦したい」と思える未来を築く。そのために行政、企業、市民の皆様と力を合わせ、国際交流や経済活動、そして文化発信の好循環を生み出し、ASPAC 開催後の10 年、20 年にわたる「持続可能な飛躍」の礎を築いてまいります。
ASPAC は新潟にとっての「飛躍の起点」です。この機会を最大限に活かし、国際会議を地域のエンジンヘと昇華させるべく、覚悟と誇りを持ってメンバー一丸となって挑戦していきましょう。
一方、忘れてはならないのは、新潟青年会議所がこれまで大切にしてきた「地域に根ざした運動」です。どれほど大規模な国際会議を手掛けるとしても、地域との信頼と連携があってこそ、私たちの存在意義があります。2026 年もこれまでと変わることなく、様々な地域課題の解決に邁進し、地域に寄り添った運動を継続してまいりましょう。
地域社会に貢献するリーダーの育成
会員拡大は、青年会議所の原点にして、最も重要な運動の一つです。
なぜなら、私たちの組織の最大の財産は人であり、人の力こそが地域を変え、未来を切り拓く原動力だからです。
どれほど崇高な理念を掲げても、どれほど意義深い事業を構想しても、それを実現するのは他でもない会員一人ひとりの行動と情熱です。ゆえに、会員の存在なくして、青年会議所の運動は成り立ちません。
会員が増えるということは、可能性が拡がるということ。新しい視点、新しい価値観、新しい情熱が組織に流れ込み、より多様で強靭な青年会議所へと進化していくのです。
しかし、会員拡大で重要なのは単なる数の拡大ではなく、「志を共にできる仲間を増やす」ことです。入会したメンバーがこの組織の理念を深く理解し、自らの役割を自覚し、地域社会に貢献するリーダーヘと育っていくことが真の目的です。
そのためにも、新潟青年会議所が誇る独自の仮入会員制度は極めて重要です。
単なる導入研修ではなく、理念と実践を学び、様々なバックグラウンドを持つ仲間と共に挑戦し、自己と向き合う過程を通して、メンバーは「自分ごととして地域を考え、動く」人財へと変化していきます。この研修は、新潟青年会議所ならではの伝統であり、未来を担うリーダーの原点であり続けるべきです。
こうして育まれた一人ひとりの成長こそが、組織の厚みを生み、侶頼を築き、やがては新潟青年会議所の存在感=プレゼンスの向上へと繋がっていきます。
そして、その先にあるのは、より良い地域社会の実現です。地域にとって、若者が育つ土壌があることほど大きな財産はありません。
これからも、一人でも多くの「未来の担い手」と出会い、育て、共にまちの未来をつくってまいりましょう。
感謝と信頼が育む持続可能な運動
青年会議所は、志を同じくする多様な仲間が集う交流の場でもあります。異なる価値観、経験、立場を持つ会員同士が、互いに刺激を受け、高め合い、共に未来を語り合える関係性こそが、組織の真の強さを育てます。
だからこそ、私たちは「交流」を単なる懇親に終わらせることなく、相互理解と信頼を築く「人と人との本質的な繋がりの場」として位置づけます。役職や年次、業種の壁を越え、あらゆる場面で垣根のない関係性を育むことは、風通しの良い組織文化をつくり、メンバー一人ひとりの想いや情熱をさらに引き出す力になります。
また、青年会議所は単年度制の組織であり、メンバーは常に入れ替わりながら進化し続けます。その中で、「繋がりの継承」は組織にとっての生命線とも言える重要な要素です。
新たに加わった仲間がすぐに溶け込み、居場所を見つけられるような温かな環境。世代を超えて語り合える風土。こうした文化があってこそ、会員の定着と成長、そして運動の持続可能性が確保されるのです。
そして、忘れてはならないのが、私たちが日々青年会議所運動に打ち込めているのは、家族や職場の皆さまの深い理解と支えがあってこそだということです。
家庭では、かけがえのない時間を共に過ごす家族が、仕事では、仲間である社員や上司、同僚が、私たちの挑戦を背後から支えてくださっています。その存在なくして、私たちの活動は成り立ちません。
家族や職場の皆さまに青年会議所運動への理解と共感を育み、活動の意義を共有することでメンバーの士気と帰属意識はより一層高まり、地域にとっても組織にとっても持続可能な基盤が築かれていきます。
私たちメンバーは、青年会議所活動をする上で、一人ひとりが「誰かに支えられている」という意識を持って、活動に邁進していきましょう。
世界基準の人財育成プログラム
青年会議所は、青年世代にとって最高の学び舎です。
この組織が他に類を見ない唯一無二の学び舎である理由ーそれは、JCI が世界規模で展開する体系的な研修プログラムの存在にあります。
JCI プログラムは、新入会員から役職者、さらには組織の未来を担うリーダーまで、それぞれの段階と役割に応じて設計された、極めて実践的かつ理論的な内容を有しています。
理念系プログラムでは、青年会議所の使命や運動の起こし方を学び、スキル系プログラムではスピーチ技法やファシリテーション、リーダーシップに至るまで、多様な分野にわたる研修を受けることができます。
そして何より特筆すべきは、これらのプログラムがJCI という世界共通の標準のもとに開発された普遍的な学びであるという点です。人種、文化、言語、国境を越えて通用する原理原則に基づいて設計されており、青年会議所が世界100 カ国以上に広がる国際組織であるからこそ可能となった、グローバルスタンダードな研修体系です。
私たちは、その世界基準の学びを、地元新潟の地で受けることができるという特権を手にしています。これは単なる自己研鑽にとどまらず、「地域の未来を背負うリーダーを、世界の水準で育てる」というJCI の使命の体現でもあります。
共通の理念を享受し、共通の言語で未来を語る。その学びの積み重ねが、やがて地域に確かな変化をもたらし、新潟のリーダーたちが世界と繋がる力を持つことに直結するのです。
学びこそ、変化の起点。
青年会議所の研修制度を最大限に活用し、組織の内外で信頼される人財を育み続けてまいりましょう。
新潟ブランドを世界へ
新潟は、豊かな自然、美しい四季、世界に誇れる米や酒、繊細な伝統工芸、そして温かく誠実な人々に彩られた、真の地域力を持つ都市です。
しかし、その魅力が全国、そして世界にどれだけ届いているでしょうか。
JCI は、世界100 ヵ国以上に展開する国際組織です。私たちはその一員として、国際社会と直接繋がる機会を持つことができる、非常に稀有なポジションにあります。
特に、2026 年に新潟青年会議所が主管するJCIASPAC (アジア太平洋エリア会議)や、JCI世界会議といった国際会議は、まさに新潟を世界へ発信する絶好のチャンスです。
これらの国際会議の場において、私たちは単なる開催地にとどまるのではなく、新潟という都市そのものを世界に届ける存在でなければなりません。
新潟の産業、文化、食、観光資源を、国籍も背景も異なる多様な人々に直接紹介し、その反応をリアルタイムで感じることができる。そこには、従来のマーケティングや観光誘致では得られない「生の価値」があります。
その対話の中にこそ、まだ誰も気づいていなかった新潟の魅力が浮かび上がる可能性があります。
外の視点がもたらす発見、世界との比較の中で気づく新潟独自の強みー]C で得られる国際の機会を通じて新潟ブランドの旗を高く掲げ、国内外へその価値を力強く発信してまいりましょう。
美しい日本文化の発信と継承
2026 年、私たち新潟青年会議所は、日本を代表してJCIASPAC を主管いたします。
これは国際会議であると同時に、「日本」という国の文化的魅力を世界に発信する絶好の機会でもあります。
なかでも、茶道は日本古来から継承されてきた奥深い精神文化であり、その所作、美意識、哲学のすべてに、日本人の心が凝縮されています。
茶道における作法や所作は、単なる型や儀式ではなく、「相手を思いやる心」「場を整える心」「一期ー会を大切にする心」といった日本の根源的な価値観に根差したものであり、その独自性は、海外から訪れる参加者の心に深く響くはずです。
一杯のお茶を通して生まれる静寂と対話の時間は、国境や言語を越えた本質的な交流を育む空間となります。しかし、私たちがこの文化を活用すべき理由は、それだけではありません。青年会議所には、多様な業種、年齢、バックグラウンドを持つ青年経済人が集います。
そのような場にこそ、茶道の持つ「和敬清寂」の精神が新たな交流の可能性をもたらします。
学ぶだけではなく、感じ、語らい、繋がる。
伝統文化を「展示」や「体験」にとどめるのではなく、「出会いと対話の場」として再解釈し、青年会議所らしいかたちで未来へと継承していきましょう。
文化は、地域の誇りであり、国の品格です。
新潟から日本の美を世界に伝える担い手として、誇りを持ってその役割を果たしてまいりましょう。
地道な活動が築く、まちとの絆
新潟青年会議所がこれまで大切に取り組んできた地域事業の中でも、「新潟まつり」は最も多くの市民と直接ふれあい、信頼関係を築くことのできる、かけがえのない場です。
とりわけ、まつり警備の任務は市民の安心、安全を守るという極めて重要な役割を担っており、青年会議所の公共的な使命を体現する活動であるといえます。
このような現場での一つひとつの行動、判断、責任感こそが、市民からの信頼を育み、行政や関係諸団体との確かなネットワーク構築へと繋がっていきます。
表舞台の華やかさだけではなく、見えないところで地域を支えるという地道な活動の積み重ねこそが、私たち新潟青年会議所のプレゼンスを高め、存在意義を地域社会に証明しているのです。
地域のまちづくりは、特別なことをするだけでは実現しません。
私たちがこの地に暮らし、この地で働く一人の市民として、足元を見つめ、地域の課題と誠実に向き合い、共に汗をかくこと一その積み重ねの中にこそ、本当の協働の価値があります。
愛する新潟のために、私たちはこれからも、華やかな舞台の裏で支え続けることを惜しまず、
地域に根ざした「地に足のついた活動」を愚直に続けてまいります。
そして、市民と共に同じ目線で、同じ未来を描き続けていきましょう。
未来を照らす青少年の育成
人口減少が深刻化する新潟において、青少年はまさに「地域の宝」です。
彼らの成長は、10 年後、20 年後の新潟の姿そのものであり、未来の活力を育む最も根源的な投資といえます。
青年会議所は、これまでも数多くの青少年育成事業を展開してきました。
わんばく相撲においては、スポーツを通じて礼儀、礼節、挑戦する心を学び、仲間との関係性の中で成長していく貴重な機会を提供しています。
また、グローバルユース国連大使事業では、次代の外交的リーダーを育成すべく、国際的な視野と課題意識を養う体験を青少年に届けています。
いずれの事業にも共通しているのは、「多感な時期にこそ、本物の体験を」という信念です。
心が柔らかく、世界が広がりはじめる年齢に、強烈な原体験を得ることは、その後の価値観や人生観を根底から変えるきっかけになり得ます。
それは単なる一過性のイベントではなく、「未来の自分を形づくる時間」となるのです。
青年会議所は地域の青少年たちに、そのきっかけを提供できる存在でありたい。
青少年たちのまなざしが希望に満ち、挑戦を楽しみ、未来を信じられる地域社会を築くために、青年会議所だからこそできる育成の場を、今後も力強く展開してまいります。
未来を照らすのは、今の私たちの行動です。
この新潟で、夢と志を抱く次世代の若者に希望を灯すために、これからも全力で青少年に向き合い続けましょう。
信頼されるLOM として
2026 年、新潟青年会議所はJCIASPAC の主管LOM として、これまでにないほど全国から注目される存在となります。これは名誉であると同時に、極めて大きな責任を伴う立場であることを、私たちは自覚しなければなりません。
特に、日本青年会議所をはじめとする各地青年会議所との関係においては、ASPAC 開催に向けた協力要請や調整、連携がこれまで以上に密接になります。この担いの最前線を担うのが、まさに出向メンバーです。
彼らはLOM の代表として、外部の関係各位との橋渡しを果たし、時には新潟の立場を背負って交渉や職務の運営に臨みます。だからこそ、出向メンバーがその力を最大限に発揮できるよう、LOM として支援体制をこれまで以上に強化しなければなりません。
単なる出向者ではなく、共に挑戦する仲間として、出向経験が実りあるものとなるよう全力でサポートしていくことが、組織の厚みと信用に繋がります。
また、ASPAC 開催に向けては、全国各地から多くのメンバーが新潟を訪れることが予想されます。そのすべての来訪者に「来てよかった」と思っていただけるよう、受け入れ側としての準備も万全を期す必要があります。
迎える覚悟と、送り出す責任。
その両輪をバランスよく担うことができてこそ、新潟青年会議所は信頼されるLOM としての地位を確立していけるのです。
国内の仲間との絆をより強く、より広く。
この特別な一年を、渉外の力でさらに価値あるものへと昇華させてまいりましょう。
国境を越える友情の輪
2026 年、JCIASPAC の主管LOM としての責任を果たすため、私たちは国際渉外の現場においても、誠実かつ積極的に対応していかなければなりません。
大会本番に向けては、セネターゴルフヘの協力をはじめとした海外ミッションの受け入れや、海外各国でのPR 活動など、多岐にわたる国際対応が求められます。
それら一つひとつの場面で丁寧かつ的確に応対することが、JCI 本部や各国NOM からの信頼を獲得し、2026JCI ASP AC 新潟大会の成功、さらにはJCI 全体における新潟のプレゼンス向上へと繋がるのです。
また、国際の機会といえば、新潟青年会議所が長年にわたり築いてきた姉妹JC との友情も欠かせません。
大韓民国ソウル汝突島青年会議所、そして中華民国板橋國際青年商會とは、文化や歴史を超えた深い絆を育んできました。
私たちがASPAC の主管LOM となるこの特別な年に、両国のメンバーに対して大会の意義を丁寧に伝え、共感と理解を得ることができれば、韓国、台湾から多くの同志が新潟の地を訪れ、国境を越えた友情の輪がさらに大きく広がるはずです。
国際的な信頼は、たった一度の対話から生まれることもあれば、何年にもわたる積み重ねの中で育まれることもあります。
私たちは両方の価値を信じ、新潟青年会議所らしい温かく誠実な国際対応で、世界の仲間との信頼を築いてまいります。
人類の同胞愛は国家による統治を超越する。
新潟から世界へ。そして世界から新潟へ。世界の仲間と共に、未来を創り上げていきましょ
う。
共感を届ける広報
青年会議所は企業ではありません。
私たちは利益を目的とする組織ではなく、地域と社会の未来に貢献する非営利団体です。
ゆえに、費用を投じたマーケティング戦略を真似ることに本質的な意味はありません。
私たちが目指すべき広報とは、事業そのものの価値と社会的意義が自然と人々の共感を呼び、メディアや市民の間に広がっていくものであると考えます。
つまり、広報の鍵は「発信」よりも「共感」にあります。
新潟青年会議所が地域の課題と真摯に向き合い、未来を見据えた本質的な事業を展開していくことで、自然とメディアが注目し、意義ある活動が市民に広がっていく。
そのような状況を意図的に創り出せるかどうかが、これからの対外広報に問われているのです。
私たちは、広告ではなく「社会的なストーリー」を届けなければなりません。
市民にとって、新潟にとって、なぜこの事業が必要なのか。
そのストーリーを明快に語る力と、真摯な行動を重ねていくことができれば、やがて新潟青年会議所という存在自体が、JC という枠組みを超えて、地域社会に信頼されるブランドとなるはずです。
いかに注目されるかではなく、いかに共感されるか。
その視点を持って、新潟の未来に必要とされる運動を市民に届け続けましょう。
内なる誇りの醸成
私たちは、どれほど自分たちの活動に誇りを持てているでしょうか。
それは、青年会議所という組織の存在意義を語るうえで、最も根源的で、最も重要な問いです。
新潟青年会議所は、利害や報酬を超えて、志を同じくする青年たちが集い、英知と勇気と情熱を持って地域のために行動する、唯一無二の存在です。
明るい豊かな社会の実現という大義に向かって、純粋に、ひたむきに運動を続けるこの団体の価値を、まずは私たちメンバー自身が再認識し、誇りを持って語れる組織でなければなりません。
青年会議所の理念は、時に目に見えづらく、日々の忙しさに埋もれてしまうこともあります。
しかし、私たちの行動一つひとつに込められた想い、目指す未来、そして共有する志こそが、組織を内側から強く、しなやかに支えているのです。
そのために必要なのは、「理念の共有」と「繋がりの深化」です。
事業報告や情報伝達の域を超えた対内コミュニケーションを意識し、あらゆるツールを活用しながら、活動の意味と意義を可視化していく。
そして、メンバー同士が互いの努力を称え合い、支え合える関係性を築いていくことで、組織の絆はさらに強固なものとなります。
私たちが青年会議所に所属していることは、単なる肩書きではありません。
この地域の未来を変える運動の一翼を担っているという誇りであり、自らの人生をより高める機会そのものです。
新潟青年会議所の「内なる誇り」が、やがて地域への信頼へと変わり、さらなる共感と仲間を呼び込む原動力にしていきましょう。
財政規則とコンプライアンスの強化
新潟青年会議所の運動は多くの場合、メンバー一人ひとりからの貴重な会費によって支えられています。
だからこそ、事業を担当する委員会はその重みを真摯に受け止め、限られた予算を適正に、そして最大限に活かす責任を負っています。
単に支出を管理するだけではなく、それが本当に事業の目的を達成する手段になっているのか、そして地域社会にどれだけのインパクトを生み出すのか。
常に費用対効果を意識し、投資的視点を持って予算の執行判断を行うことが、組織の健全性を高め外部からの信頼を得る根幹となります。
さらに、私たち青年会議所は、多様な業種、価値観を持つメンバーが集う組織です。そのような組織が健全に運動を推進するためには、一定のルール(プロトコル)とガバナンスの整備が不可欠です。コンプライアンスは、外部からの信頼を獲得する基盤であり、内部の組織運営を支える礎でもあります。
ただし、コンプライアンスは「守るべき形式」であると同時に、「変化に対応する柔軟性」を持つべきものでもあります。
社会情勢や法制度、価値観の変化に即して、その運用方法も常に見直し、時代に即した運営体制を構築していくことが、今の時代を生きる青年経済人としての責務です。
組織の未来を守るのは、目に見えにくい仕組みと信頼の積み重ねです。
誠実で透明性のある財政運営、そして社会的規範に沿ったコンプライアンス体制を徹底することで、新潟青年会議所はこれからも地域の信頼に応え続けてまいりましょう。
厳格な組織運営
新潟青年会議所は多様な意見を尊重しつつ、公平で民主的な意思決定を行うために、「ロバート議事法」を採用した組織運営を徹底してきました。それは、私たちが単なる任意団体ではなく、公共的責任を有する市民組織であることの証であり、組織の透明性、合意形成力の高さを象徴する文化でもあります。メンバー数が多く、事業数も非常に多岐にわたる青年会議所において、円滑で厳格な会議運営は、組織の信頼性と効率性を支える柱です。
それゆえに、ルールに基づいた丁寧な議事進行と、全メンバーが意見を述べ、理解し合える環境づくりは、今後も決して妥協することなく維持、発展させていかねばなりません。
一方で、社会は常に変化しています。新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、私たちは会議の在り方そのものを見直し、WEB 会議の導入など、柔軟な運用体制も構築してきました。この柔軟性は、非常時における運営継続のための有効な手段であると同時に、多様なライフスタイルや働き方を尊重する観点からも、非常に大きな意味を持ちます。
しかしながら、「対面でこそ得られる熱量」「その場で醸成される空気感」が、青年会議所における合意形成やモチベーションの醸成にとって不可欠である場面があることも事実です。
だからこそ、今一度原点に立ち返り、会議の効果を最大化させるための最適な形式を、時代の変化を捉えながら見直していく必要があります。
ルールを守る厳格さと、変化に応じる柔軟さーその両立こそが、これからの青年会議所に求められる組織運営の在り方です。
私たちは引き続き、全てのメンバーが主体的に関わり、共に意思決定できる環境を整え、新潟青年会議所の組織力をさらに高めてまいりましょう。
さいごに
このまちの未来を、誰かに委ねるのではなく、
私たち自身の手で創り上げていかなければならない。
この新潟を自分ごととして捉え、行動すること。
それこそが青年会議所の本質であり、私たちに課された使命です。
新潟青年会議所には、利他の精神を胸に、
ただひたむきに地域のために汗を流す仲間がいます。
誰に求められるでもなく、見返りを求めることもなく、
このまちの未来のために、自ら立ち上がることのできる人たちが、ここにはいます。
職業も、立場も、生き方も違う。
だからこそ、この組織において最も大切なのは一
「仲間を、信じ切ること。」
私は信じています。
この新潟青年会議所のメンバーがお互いを本気で信じ合うことができれば、
どんな困難も、どんな試練も、きっと乗り越えられる。
そしてもう一つ。
私は、この大好きな新潟というまちの可能性を、心の底から信じています。
今はまだ見えていない未来の風景も、この仲間たちとなら、必ず形にしていける。
そう確信しています。
新潟のために、仲間のために、自分の人生のために。
私たちにしかできない運動が、ここにはあるのです。
We Believe
仲間を信じ、新潟の可能性を信じ、
そして、自らの想いと行動の力を信じて一
共に、歩んでまいりましょう。
