―今年度の日本JCでの役割はどのようなものなのかお聞かせください。
池田 祥護君(以下池田) 国際グループ会務担当常任理事という担いを頂戴しました。新潟で言えば室長ですね。日本JCは、常任理事が15人います。運動を創造する会務担当常任理事が5名、そして各地区の会長が、地区担当常任理事として10地区から選出されています。日本JCの運動を各地区で発信してもらうために、このような組織図となっています。
―LOMの役職と出向との両立で特に大変だったことはなんでしょうか?
池田 やはり、体は一つしかないということ。視野が広がり、より俯瞰的な視点での考え方を発信することは出来ますが、不在になることも多いためLOMにご迷惑をお掛けすることがあったように感じます。
―今年度、世界中を回られ一番感動したことはなんでしょうか?
池田 そうですね、各国に訪問する度に多くのことを学ぶことが出来ました。もちろん、各国を知ることは出来るのですが、日本がとても良い国だと改めて思うことが実感出来たと思います。
―1年を通して何日間JC活動をされていますか?
池田 仕事もプライベートもJCも365日、常に考えない日はなく行動しています。
―池田監査が考える出向することによって得られる最大の学びはなんでしょうか?
池田 視野の広がり、志同じくする仲間との出会いでしょうか。俯瞰的な視点での考え方、他の国、他の地域、志同じくする仲間から学ぶことは、行動に移すことによって必ずあります。
―出向先で得た学びをLOMの事業や社業で活かされていることはありますか?
池田 追い詰められている時は半信半疑でしたが、最近は青年会議所活動を通じて、新潟JCでの経験はもちろん、出向することによって多くの成長させていただいたことを実感出来るようになってきました。無駄なことも、大切なことも、考え方も、すべてのことが社業に活きていると思います。
―新婚生活はいかがでしょうか?
池田 新婚生活という感じはありません。ただ、理解をしてくれている妻には本当に感謝しています。
―出向者として新潟JCを客観的に見た時、どのように感じますか?
池田 もちろん、人間的にも実力的にも組織としてしっかりしている素晴らしいLOMだと思います。ただ、俯瞰的な視点での考え方や、出向に対する意欲、新潟での役職もそうですが、役職に対する大変さを難しく考えてしまっているところもあると思います。確かにやってみると大変なのですが、終わってからは素晴らしい経験に変わると思います。
―出向している新潟JCメンバーは日本JCからどのように見られていますか?
池田 新潟は、間違いなく注目されています。人材も豊富であり、活躍を期待されている面はあります。気負うことなく普段通り行動すれば、間違いなく全国でも活躍出来ます。
―ちゃんと睡眠はとられていますか?
池田 はい、最近は寝られるようになってきました。
―歴代の日本JC会頭を間近で見てこられた率直な感想をお聞かせください。
池田 一概には言えませんが、間違いなく素晴らしリーダーシップを持って組織を牽引していってくださっています。
―次年度の出向予定者及び、出向を考えているメンバーへメッセージをお聞かせください。
池田 まずは、出向することが偉いということではないということ、日本JCは上部団体ではないということ、多くの地域から集まった情報が集約されており、運動・活動を通じて様々な経験が出来る場であるということを理解してください。そして、経験しないとわからない出向に対して前向きに検討してみてください。すべて参加出来れば一番良いですが、金銭的にも時間的にも出来るときだけでも参加してみてください。上に立つ人間も、まだ早いとか、無理だとか、決めつけないであげてください。行きたいという意思がある人には、入会一年目であろうが誰にでも出向する権利があり、快く学んで来いと送り出してあげてほしいと思います。人はどのタイミングで最高の経験が出来るかわかりません。もしかしたら、人によってはLOMでは青年会議所の魅力に気付かず、出向を通じてモチベーションが変わる場合もあります。もちろん、出向することによって日本JCへの拒否感が生まれる方もいるでしょう。それで良いのです。その時点で俯瞰的な視点で、新潟を考えられるようになっているのですから。せっかくの機会なのですから、積極的に事業に絡み前向きに楽しんで、それぞれ配属される委員長にかわいがられるようになってみてください。斜に構えることなく、積極的に参画することで多くの経験を得て成長することが出来ます。そして、共に未来の新潟を創造していきましょう。
―お忙しいところ大変ありがとうございました。来年のご活躍も期待しております。
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