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事業告知
広域的災害ネットワークの構築 日本海国土軸形成が国土を強靭化する
第2章 日本海国土軸の現状と展望
地域間連携
日本海国土軸が形成され、国土構造が一極一軸型国土から多軸型国土へと変化することにより、各地方都市と東京をつなぐだけであった道路は、各地方都市間を結び、地域間連携を生み出す。

 この地域間連携は、同時に人の流れ、物資の流れ、文化の流れにも変化を及ぼし、各地域の観光交流にも繋がっていく。
 かつて東京-名古屋間が高速道路や新幹線で結ばれ、結果その間の都市である、豊橋は中核市に、浜松、静岡は政令指定都市になるまで発展した。(図11)
 日本海側をみると、とりわけ政令指定都市である新潟を含め北陸地方では富山、金沢といった主要な都市の連携が考えられる。新潟県内の長岡―上越間において、上越新幹線と北陸新幹線の間のミッシングリンクが解消され、この主要都市の地域間連携が形成され強化されることにより、その都市間の発展も期待される。(図12)
 さらに災害時においても救援物資の輸送や人材の派遣を容易にする他、各都市間の情報伝達や情報共有を円滑にし、効率良く的確な復興支援の展開を可能とする。
 広域的災害ネットワークの構築において、その基盤になると言える。
 こうして各都市の強さと多軸型国土の柔軟性を併せ持つことにより、一極に集中している立法・行政・司法・金融・経済といった首都機能の一部の移転・分散が可能となり、例えば先に触れた、首都直下地震や南海トラフ地震によるこれら機能の壊滅を回避し、全体的な国土の強靭化へと繋がる。

[ 図11] 東京―名古屋間
「国土地理院 電子地形図(タイル)」 (http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/index.html#zo
om=5&lat=35.99989&lon=138.75&layers=BTTT

(参照2014年8月1日)を用いて作成

[ 図12 ] 新潟―富山・金沢間
「国土地理院 電子地形図(タイル)」
http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/index.html#zo
om=5&lat=35.99989&lon=138.75&layers=BTTT

(参照2014年8月1日)を用いて作成
アンケート
第2章 日本海国土軸の現状と展望、地域間連携を読んだ感想を入力し、次を読むをクリックして下さい。
問2-2
日本海国土軸が形成されることにより、地域間で連携し、広域的防災ネットワークを構築していくことが重要であることを認識できましたか。
問2-3
問2-2について「認識できなかった」、と選択された方は、その理由をご記入ください。