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事業告知
広域的災害ネットワークの構築 日本海国土軸形成が国土を強靭化する
第2章 日本海国土軸の現状と展望
未整備区間
 日本海国土軸を形成する日本海側地域には多くの高速道路が存在するが、各所で輸送において弊害となる未整備区間、ミッシングリンク*1)が存在している。
 日本海国土軸が、太平洋側じのバックアップ機能を果たすためにも、これらの未整備区間が開通し、日本海側に連続したルートが整備される必要がある。
 *1)ミッシングリンク:ここでは「分断された鉄道や(高速)道路」のこと。
日本海沿岸東北自動車道(図7)

[ 図7 ] 日本海沿岸東北自動車道
国土交通省 東北地方整備局「道路事業 再評価 日本海沿岸東北自動車道 大館北~小坂」
http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/b00097/k00360/h13jhyouka/2503hpsiryou/siryou25033.pdf)(参照2014年8月1日)をもとに作成、引用(下表含)
小坂IC~大館北IC 約 15.6km( H25年開通 )
二井田真中IC~二ッ井白神IC 約 30.4km( 事業中 )
仁賀保IC~金浦IC 約 6.9km( H24年10月開通 )
金浦IC~象潟IC 約 6.8km( 事業中 )
象潟IC~遊佐IC 約 17.9km( H25年事業化 )
遊佐鳥海IC~酒田みなとIC 約 12.0km( H21年事業化 )
あつみ温泉IC~朝日まほろばIC 約 40.8km( H25年事業化 )
未開通区間 計 約107.9km
[ 表4 ] 首都直下地震
 例えば、日本海沿岸東北自動車道が全面開通した場合、新潟駅―青森駅間の道のりを試算してみると下表のようになる。(表7)
 有事の際にはこの距離と所要時間が大きな差となる。
 未整備区間を平均40km/h、整備区間を当該区間の大部分での制限速度となる70km/hで走行すると設定
新潟-青森間
  2014年現在
差異
距離 約470km 約456km 約14km
所要時間 約8時間9分 約6時間39分 1時間30分
[ 表7 ] 新潟-青森間道のりの比較
舞鶴若狭自動車道(図8)
北陸道敦賀JC~
舞鶴若狭自動車道小浜IC
約39.0km
( H26年7月20日開通 )
鳥取豊岡宮津自動車道(図9)
与謝天橋立IC~
佐津IC
約37.6km
( 一部事業中、未事業化区間有り)
余部IC~居組IC 約15.8km( 一部事業中 )
東浜IC~岩見IC 約5.7km( 事業中 )
福部IC~
鳥取自動車道鳥取IC
約16.1km( 未事業化区間 )
未開通区間 計 約75.2km
山陰自動車道(山陰道)(図10)
鳥取西IC~青谷IC 約17.5km( 事業中 )
( 内、 吉岡温泉IC~青谷IC) 約12.3km(H29年供用予定)
はわいIC~大栄東伯IC 約13.5km( 事業中 )
出雲IC~湯里IC 約34.0km( 事業中 )
(内、 仁摩・石見銀山IC~ 湯里IC) 約5.9km ( H26年開通予定 )
石見福光IC~江津IC 約14.0km( 未事業化区間)
熱田IC~遠田IC 約29.7km( 事業中 )
( 内、熱田IC~三隅IC) 約14.5km(H26・28年開通予定)
未開通区間 計 約108.7km
※鳥取県、島根県区間
 平成26年10月現在、この4つの高速自動車道の、この区間でのミッシングリンク 合計距離は、約291.8km(開通予定区間除く)。防災・減災の観点からも、全ての区間で ミッシングリンクが早期に解消される必要がある。

[ 図8 ] 舞鶴若狭自動車道
NEXCO中日本「コーポレートサイト2014年5月16日ニュースリリース」(http://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom
/news_release/3485.html

(参照2014年8月1日)を引用(左表含)
[ 図9 ]鳥取豊岡宮津自動車道
鳥取県「山陰近畿自動車道(鳥取豊岡宮津自動車道)」
http://www.pref.tottori.lg.jp/27613.htm
(参照2014年8月1日)を引用(左表含)
[ 図10 ] 山陰自動車道

鳥取県「山陰道の事業区間」
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=117639)(参照2014年8月1日)を引用(左表含)

島根県「島根県の高速道路の整備状況」
http://www.pref.shimane.lg.jp/kosokudoro/genjou/
(参照2014年8月1日)を引用(左表含)
アンケート
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問2-1
日本海国土軸形成に向け、ミッシングリンクの解消が重要であることを認識できましたか。