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事業告知
広域的災害ネットワークの構築 日本海国土軸形成が国土を強靭化する
第1章 東日本大震災
大動脈となった日本海側ルート
 被災地の支援・復旧を早急に行うべく、被災地へと続く東北自動車道等の主要路線を中心にまずは緊急車両の通行を可能とする仮復旧、そして一般車両の通行を可能とする応急復旧が順次行われた。(表2、図2)
高速道路復旧状況
3月11日 地震発生。通行止めを実施。
3月12日 主要路線を中心に仮復旧を順次完了。自衛隊の緊急車
両などが利用開始。
この間、多くの区間で応急復旧が行われる。
3月22日 被害を受けた高速道路延べ870km区間のうち、東北
自動車道全線を含む約93%(813km)の応急復旧が
完了。東北自動車道全線については大型自動車等の通行 が可能となった。
3月24日 震災に伴い実施していた交通規制が一部を除き全面解
除。一般車両も通行可能となる。
[ 表2 ] 震災後の主要道路の仮復旧状況
NEXCO東日本「コーポレートサイト 平成23年3月24日 定例記者会見資料」 (http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/data_room/regular_mtg/h23/0324/
(参照2014年8月1日)をもとに作成
 震災直後では新潟から続く国道49号線の交通量も約84%の増加が確認された。
支援人員、物資などの搬送ルートとして、新潟は東北への大動脈として関東・ 関西からの支援受け入れに対し大きな役割を担うこととなった。(図3、表3)
国道49号線(新潟ー郡山方面) 震災前後の3日間の平均交通量
震災前 震災直後 増加率
約7,000台 約12,000台 約84%
[ 表3 ] 国道49号線の交通量

[ 図2 ]震災後の主要道路の仮復旧状況
警察庁「東日本大震災に伴う交通規制」
https://www.npa.go.jp/archive/keibi/biki/traffic/koutu_kis
ei/koutsukisei.pdf
)(参照2014年8月1日)をもとに作成

[ 図3 ]震災直後の交通量
国土交通省「震災等を踏まえた今後の事業評価のあり方について」(http://www.mlit.go.jp/common/000145599.pdf
(参照2014年8月1日)をもとに作成(図3、表3)
アンケート
第1章 東日本大震災、大動脈となった日本海側ルートを読んだ感想を入力し、次を読むをクリックして下さい。
問1-2
東日本大震災発災後、太平洋側の高速道路の大部分に交通規制がかかり、日本海側から被災地へのルートにおいて交通量が増加しました。日本海側のルートが被災地への主要ルートになったことを再認識できましたか。