『新潟から世界へ 世界から新潟へ』
1988年(昭和63年)、アジア経済ミッションは、国際化時代にあって、従来の大都市、とりわけ東京を経由した国際社会との係わり合いではなく、新潟という都市が、そして我々自身が、国の枠を超え、都市間相互のまた経済という部分での関連を深め、人・物・情報の交流を行いながら、国際化への道を歩むことが必要と考え、まずメンバー自身のビジネスチャンスに、ひいては国際商業都市新潟の第一歩にならんことを願い執り行われた。
『ミッション(視察)内容は』
本ミッションでは3コースに分かれ香港、台湾、韓国を訪問。特に当時香港の生涯基地として脚光を浴びていた中国の経済特区深圳(シンセン)、厦門(シアメン)の視察も行われた。
台湾では国際青年商会中華民国総会と交流、またソウルにおいてはヨイド青年会議所の12周年記念式典に参加。ボーリング大会、ホームステイを通じお互いの生活の場にふれ異文化への理解を深めた。各地で熱気あふれる各国の実体にふれ、日本経済とアジア経済がぶつかり合った瞬間を目の当たりにし、目と足で実感したことは、まさに経済ミッションの価値であった。