都市問題委員会誕生による、都市づくりの公開例会開催
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『魅力ある新潟の建設を目指して』

1979年度より発足した都市問題委員会。「都市問題って何だろう?」それは実に漠然とした問題であった。我々が新潟に住んでいて毎日の生活の中で何らかの不満を持ち、不便さを感じ、他の都市に憧れをもったりしているのは現実であるのだから高邁な議論を振りかざす前に、まず具体的に新潟を見直してみよう、客観的な目線で分析してみようという形に、なんとか専門家のお話を聞いてそこから活動の糸口をみいだそうとスタートした。

 

『可もない不可もない新潟』

そこで同年2月例会に早稲田大学の森先生を招き、新潟の持っている都市機能を分析し他の都市と比較していただいた。その結果、新潟は可も無く不可もなく、しいて言えば緑が少なく、飲み屋の多いなんとなく住みよい街であるということであった。また同年9月6日の25周年記念事業の一環として行われた「わが都市新潟のあしたを語る~180分の夕べ~」では、建築家黒川紀章氏を講師に招き、「地域社会の未来」と題して講演いただいた。

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翌年1980年10月には、「わが都市新潟、みつめよういま、伸ばそう未来へ」と題して公開例会を開催。こうした経験をふまえて1981年の9月公開例会では、「みつめよういま、つくろうわが都市新潟のイメージを」のテーマのもと、魅力ある新潟の都市づくりの為にはまず第一に新潟の都市の顔を作る必要があると考えられ、新潟の都市のシンボルイメージは「水」であるということが認識された。40万

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『新潟をどう伸ばしていったらよいか』

新潟の街を良くしていけるのは最後には、そこに住む我々だけだということであった。従来の工業をテコに伸びてきた型の大都市とするならば、これから造らなければならない地方の大都市というのは、商業機能、あるいは情報機能、あるいは文化機能を持った大都市ではないだろうか。コンピューター、航空機、放送局、出版社、広告、デザイン、ファッション、芸術、教育、さらに新学園都市のような大学を含めて、本来の意味で知識集約型産業を誘致できる都市を目指さなければならないと思う。

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