指導力開発事業「模擬団交と企業見学」
金属工業

『資質の向上をめざして』

「明るい豊かな社会を築き上げよう」という目的を達成するために会員自らが成長しなければならない。「吾々はJCに於いてトレーニングし、事業を通じて奉仕する」という理念のもと、1963年(昭和38年)栗山清理事長により、指導力開発事業が行われた。

 

 

 

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『労使の勉強〜模擬団交〜』

1963年(昭和38年)に「模擬団交」をテーマにした例会が行われた。模擬団交が行われた背景として、当時の大企業における労使の慣習が根付いてきたことがある。この時期には中小企業においても労使の問題が様々な形で現れ始めたが、中小企業の経営者は「労組」については全く不馴れで、何の知識も持っていないことが多かった。

このような背景の中、偶然にも商工会議所から「模擬団交をテーマにした勉強をしたらどうか?」という提案があったことをきっかけとして、検討を重ねたうえで、新潟青年会議所のメンバーが組合側と経営者側とに分かれて模擬団交を行った。結論を出すことを目的とせず、予備訓練という形で行われた。その結果、労使問題に対する予備知識を得られ、その後も商工会議所と共に労使協議会を開催し「団交」についての知見を深めることとなった。

 

模擬団交1

 

 

 

 

 

『他社を学ぶ〜企業見学〜』

新潟市小金町に第二工場を竣工した三菱金属鉱業株式会社を見学した。当工場は粉末冶金の総合工場であり原料から製品まで一貫した作業ラインが施されていた。主要生産品目はベアリングパーツ、リング、フィルター、スライダー等、多角的生産を行っており、生産量は国内最高であった。

 

新潟火力発電所へ行き見学を行った。構内及び建設過程の説明を受けたのち、「日本海の巨火」と題した映画を鑑賞し、構内見学を行った。この映画は、新潟火力発電所の建設過程を描いた作品であり大変勉強になったようである。

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