「にいがたスマートコンパクトシティ」
スマートコンパクトシティ1

『一体性のある新潟市の都市デザイン創造のために』

 

2011年(平成23年)都市モビリティ向上委員会、渡辺淳一郎委員長を基に「にいがたスマートコンパクトシティ」構想と新しい公共交通の在り方を提唱した。

 

中心市街地の空洞化や郊外開発といった地方都市を襲う諸課題は、新潟市でも顕在化している。さらに、経済のグローバル化が進み、高齢化社会が到来する中で、右肩上がりの経済成長を前提として負担を先送りする財政構造では、いずれ新潟市の都市開発は立ち行かなくなるだろう。対処療法として目前の問題を解決するだけではなく今こそ、旧来の都市像から脱却し、未来を見据えた持続可能な新しい都市デザインを構築することが求められている。

これらの課題に対処すべく、提言書を作成。「にいがたスマートコンパクトシティ」構想を提唱し、生活基盤並びに高度都市機能を効率的に配置し、新潟市全域の発展を目指した都市像を指向している。そこには、市内の各拠点を連結する新しい公共交通も必要になる。そして、具体的な個々の公共交通システムの在り方を示すことで「にいがたスマートコンパクトシティ」構想の実現に向けた道筋を明らかにしていったのである。そして5月17日に第36回新潟JCフォーラム「新しい公共交通が繋げる新潟の未来」~都市の一体性と都市モビリティ向上を目指して~を開催した。

 

スマートコンパクトシティ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また提言書における「にいがたスマートコンパクトシティ」を実現するために、市民一人ひとりが意識を持ち、実現に向けて物語を共有していくことが重要。

そのため、9月に新潟JCアクションプログラム にいがたスマートコンパクトシティがもたらす未来~みんなで考える公共交通~を開催し広く市民に訴えた。

そこでは都市デザインを踏まえた公共交通が必要であることを継続的に発信し、実現につなげる最大の推進力である市民の意識を醸成するため、デザインコンテスト・車両愛称公募を実施し、トークセッションも行った。

12月には提言書を持って新潟市に提言したのである。

 

スマートコンパクトシティ1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

都市モビリティ向上委員会では、新潟市の更なる発展を目指して大局的な都市政策を考え、広域に渡った新潟市のあるべき新しい交通網を提案しながら、その実現に向けた運動を行った。まずは現状を把握し、その上で中心市街地だけではない、新潟市全域の都市デザインを創造し、理想的な公共交通を見出し、その実現に向けて我々新潟青年会議所が、市民や行政と連携をとりながら、積極的に行動し、活動したのである。

 

スマートコンパクトシティ3