2003年度、市町村合併後の政令指定都市を目前とした新潟市の広域的な地域構造を視野にいれた社会環境づくりの必要性を考え、他県との地域間競争の中、新潟の良さをPRし、広域的な交流を深めることが必要であり、新潟の優位性である農業、特に「米」に焦点をしぼり、観光という切り口で交流人口の拡大を目的に新潟の経済再生プランとして提案した。
京都、金沢、福岡、神戸などが、「歴史イメージ」「都市景観」「食文化」「都市開発」「産業集積」等を組み合わせた継続的な都市イメージ発信を行い、それが都市ブランドの形成につながった。交流人口増加のためには新潟ならではの魅力を分かり易く発信する、独自の都市ブランドの確立が重要な課題となり、都市ブランドの素材として「食」「歴史・文化」「観光」「合併・田園型政令市」の4つの素材を探求。
それらを活かした今後の新潟の「人口交流増大による経済活性化」策を打ち出し、新潟再生の一助となればと提言書を作成した。