『夢に向かって、新世紀の創造』
2001年(平成13年)中山 真理事長のもと「夢に向かって、新世紀の創造」というスローガンを掲げ、新しい21世紀の新潟のビジョンを創造するという活動が行われた。これは、30年後の「にいがた」への提案を、プロジェクトチームや実行委員会を経て、各委員会で担当テーマについて調査・研究し、それを実行委員会でひとつにまとめる活動である。その集大成として提案書が作成され、関係各所に配布された。
提案書では、次の8つの提案がなされている。
1.「にいがた」の魅力たりえるもの
~食は「にいがた」にあり~ 食いに行こう「にいがた」へ!食いにこい「にいがた」を!
2.にいがたの環境を守るために ~環境づくりはひとづくり~
3.すべての人にやさしいまちづくりを ~ユニバーサルデザインのまち、にいがた~
4.NPOの活力をいかしたまちづくり ~にいがたの企業よ、元気を出そう!
5.にいがた経済活性化プラン ~地元企業よ、元気を出そう!~
6.真の日本海側の中心都市”にいがた” ~合併後のにいがたはこうなる!!~
7.新潟空港の未来像 ~全国へ向け!世界へ向け!~
8.こどもたちの未来 ~育て!にいがたのこどもたち~
『こどもたちの未来 ~育て!にいがたのこどもたち~』
このページでは、前記8つの提言のうち、「こどもたちの未来」に関するものを取り上げる。
現代のこども達は、多様で過剰な外的刺激を受け、その結果「きれるこども」、「ひきこもり」、「意思決定力の低下しているこども」が増加している。30年後という未来を考えるとき「にいがた」は、「ひと」が主人公のまちであってほしいし、「ひと」が主人公のまちを創造することが出来る人材の育成に力を注がなくてはいけない。このような思いを抱き、行政と地域が一体となり展開することで、未来の「にいがた」を担う人材(こどもたち)の育成につながるものとして、2つの提言を行っている。
2つめは、「こども達の意思決定能力を向上させるカリキュラムとの連携」である。これは、学校の授業とは違った形で考える力、人と違う意見を持つと同時に他人の意見を理解できる力、現実の社会のしくみを教え、こどもたちが積極的に生きる力を育むカリキュラムの導入が必要であるとしている。この方法として、「ディベート」と「MESE(ミース)」があげられている。MESEとは、仮想経済シミュレーションプログラムを通じ、自分と社会経済との関わりを正しく理解させ、人生を自ら開いていく意思決定能力を養うプログラムである。
これらの取り組みなどを通じ、明るい豊かな30年後を具体的に夢に描ける多くのこどもたちが育ち、こどもたちが大人になる30年後には国際社会へ出て行き、しっかりと自分の主張を唱えられるようになるとしている。
(※この提案書は事務局に保管してあります。興味のある方はご覧ください。)
(製作中)