KJセミナー
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『KJ法とは』

文化人類学者、川喜田次郎氏によって開発された創造力開発の手紙、紙切れ法ともよばれ本調査に関連があるかないかの判断をしないで、ひたすら情報をカード化し、そののちに、ある一定の方法でこれを組み立てて判断するという手法。例えば、グループごとに話し合い、全体会議で発表しまとめるものである。

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『会員の指導力開発』

1972年(昭和47年)から「KJ法の研修と普及」に力が注がれた。1975年(昭和50年)第1回KJ法勉強会では、課題テーマとして「今後の経営者はどうあるべきか」について取り組まれた。内容はテーマに関し、ブレーンストーミングから得た40のデータを整理、次に段階区分化を行い、それぞれに共通性を持つ表現を与え、最後に一つの結論を導き出すというものであった。更に、2グループに対立させての各区分毎の賛否討論会を積み重ね、ここから一つのコンセンサスを導き出す興趣の盛り上がった勉強会となった。

 

『KJ法の役割』

①世の様々な事象の真に意味することを探りだし②多種多様、時には複合しているこれらのデータを正確にまとめあげることにより③情報整理を行い、問題解決を図る。KJ法は単なる情報整理学の範疇のものではない。つまり、企業とは解決されるべき問題の集合体といわれるが、その企業が目標を達成する過程においては、日常的に問題が発生しており、この問題解決に野外科学から編み出されたKJ法のステップが有効なのである。kj法1