街の理不尽。
こんにちは。
急に寒くなり、すっかり秋らしくなりましたね。
一歩一歩、冬に近づいております。早いものですね・・・。
先日、新潟市長選に伴う公開討論会が行われました。
小管委員長を始めとする、新潟のリーダーシップ開発委員会の皆様、2度の公開事業でしたが
無事終えることができました。また、来客の市民もメディアの取材も、注目度があったこともあり
今までにない数でしたし、討論の中身も充実しておりました。本当にお疲れ様でした。
新潟市は多くの問題を抱えております。
今回の市長選の争点にはなっておりませんが、現在の市民の意向や注目すべき点として
中国総領事館の移設問題が上げられます。
多くの誘致活動の結果、獲得した中国総領事館。
今後の日本海側、港や空港を抱えた新潟の経済発展を狙い、日本海側の拠点として
中国との経済交流を活発にし、世界の中の新潟というビジョンを掲げた誘致であるのではないでしょうか。
そこに加えて、新潟に中華街構想など、複雑な中国側の要望?が上がって来ております。
しかし、御存じの通り、様々な問題があり、尖閣諸島の漁船追突事故に端を発し、西大畑への住民無視の
移設決定、その後の万代小学校跡地への建設計画など、行政として市民への説明責任を果たしていないことが多く感じられます。
西大畑に関しては住民説明会を10月15日に行いましたが、調べた所、あれは説明会ではなく
決定したことを説明する公表会であるとも感じております。
ある意味、民間同士で契約したものであるのであれば、契約破棄は出来ないと思いますが
公の領事館が移設することを行政が知らない訳がありません。近隣住民に早い段階で
事前説明があって当然なのではないでしょうか。
万代地区移設に関しては、しっかりと地域住民との議論をしなければならないでしょう。
考えてもみてください。自分の家の隣に事前説明もなく、中国領事館が移設されて来たら・・・。
誰だって嫌でしょう。これが中国ではなく、仮にアメリカやイギリスでも考えられません。
出来ることなら、黙ってビルに入っていてもらいたいものです。移設する必要性が全く考えられません。
今回の件は、どちらの立場になって考えても、仮に行政側の視点から、ひいき目に見ても
地域住民が理不尽でなりません。
中華街構想も古町商店街が市長に誘致を申し出ておりますが、中華街が古町に来たところで
繁華街が活性化するとは思えません。むしろ新潟の文化や伝統が壊されるのではないでしょうか。
そもそも、横浜などの中華街は、港町として、華僑が横浜に渡った際に、日本人と共存・地域の情緒として
現在まで栄えてきたものです。そこには昔から一定のルールやしきたり、観光地としての習わしがあります。
中華街を作った事自体の目的が違うのです。
仮に古町に中華街が出来たとしても、賑わうのは始めのうちだけでしょう。珍しいですからね。
中国の誹謗・中傷をする気はありませんが、犯罪や様々な問題が発生するのが目に見えます。
現に池袋や、さいたま市など中華街構想と称し風俗街が増える一方ではないでしょうか。
住みよい新潟、古町活性化とは、中国人人口を増やし税金を納めずに治安を悪化させることなのでしょうか。
チャイナタウンを形成することによって、地元の新潟市民は古町から必ず離れて行くでしょう。
ひいては魅力の無い新潟から、若者は、どんどん離れて行くでしょう。
今一度、新潟の魅力や古町の魅力を再確認し、何かに頼らずに、古くから有るものをブレることなく
PRし続けることから始めなくてはならないのではないでしょうか。今まで税金が一番多く投入されている
商店街なのだから・・・。(古町商店街に関しては言いたいことが沢山あります)
極端な言い方をすれば、ヤミ金からお金を借りてヤクザから麻薬を買うようなものだと思います。
少なくても、私の知っている古町商店街を、次世代に誇りを持って
新潟の中心地として伝えて行ける街にしてほしいと心から思います。
ナオキ