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事実の中の真実。

By takahasi, 2010年10月18日 3:10 PM

こんにちは。

  

先日行われました10月例会、第31回JCフォーラム「私たちの視点は正しい?」を設営していただいた

丸山議長を始めとするメディア戦略実践会議の皆様、本当にお疲れ様でした。

会議体で何度も何度も議論し、作り込みをしてきた苦労が実になりましたね。

  

しかし、パネルディスカッションは難しいものです。別の意見を持った人たちが意見を

戦わせなければなりません。結論も出るとは限りません。

今回、今更ながら一番重要だと思ったのは、コーディネーターじゃないかな。

コーディネーターが、しっかりした意見と結論を持っていないと、纏めることができません。

色々な意味で、勉強になったパネルディスカッションでした。(決して否定ではありませんよ)

  

メディアの方々は、しゃべれることとしゃべれない事があります。

でも、それを知る権利は市民にはあります。決してメディアとは公的なもではなく

民間人からの収益や提供によって成り立っているものです。

メディアの方々は情報は平等、偏向や私的感覚の記事や報道は無いとお話しておりましたが

それは、おそらくメディアを職業としている方々が既存のものに間違えがなく

その箱の括りの中で生活しているから見えてきていないのではないかと感じるのです。

どの職業でも、客観的に見つめ直すことは大事ですし、一度リセットすることが必要な時もあります。

メディアに対してはインターネットの時代が浸透し、形が変わって来ていますが、巨大掲示板のような

便所のらくがき的な物も含めて、正しい有り方を模索する時期にきているのではないでしょうか。

既存メディアは生き残りが懸って来ているのではないでしょうか。

   

パネルの最後、私のコメントが時間切れでお話できなかったので、ここで書きたいと思います。

  

私は市民目線からの発言、最後に括りたかったのは市民のレベルが高まらない限り

メディアのレベルも高まらない、メディアを批判するだけではなく共に育たなければならないということです。

一国の政治レベルが、その国民の民度以上に高まらないのと同じように。

今回のフォーラムに対し、私自身が勉強すればするほど解らなくなり、たどり着いた答えでした。

メディア批判というよりも市民の受信能力を高めなければならないということです。

   

昨今は何事も無関心、誰かが何とかしれくれる的な心情が蔓延している中

世の中を変えるのは政治家や行政ではなく、我々市民が変えるのだと

理事長職を頂いてから、ずっと訴えてまいりました。明治維新や戦後の復興がそうだったように。

  

メディアの問題も意識を持たなければ情報をただ受信するだけの考えない市民、

行動できない市民、学生であればメディアリテラシーを持たない子供を社会に出すことになります。

それでは様々な問題を「考えること」について、悪くなることがあっても良くなることはありません。

多少、失礼に値する発言があったかもしれませんが、来ていただいた方々に

”こんな見方もあるよ”的な発言を努力した結果として受け止めていただけたら幸いであります。

(ちなみに新聞は各社、ニュースの中身に対しては大きな差はないと思います。あるとすれば社説かな)

  

難しいテーマでしたが、実はとても重要なテーマでもあり、生活に直結している問題でもあります。

新聞やテレビなど、その情報の意図、事実を探ると真実が見えて来ます。

裁判員制度で報道の在り方も大きく変わってきております。私たちは、しっかりとした

先見力を身につけなければなりませんね。

  

ナオキ
 

驕ることなく。

By takahasi, 2010年10月6日 4:49 PM

こんにちは。

  

9月末から公開委員会やブロック会員大会、全国大会など、事業が続き

更新できずにおりました。忙しかったですね・・・。

私の場合、通常のLOM事業やLOMの会議、ブロックの会議の他、外部団体の委員や監事、評議員などを兼任しております。

昼に会議があったり、夜に会議があったりと、ここ数日は続いておりまして、

だからと言って、仕事は手を抜くわけには行きませんから大変です。まずは社業あってのJCです。

今まで経験したことのないような日々を過ごさせていただいております。日々勉強ですね。

  

今日は先日行われた全国大会のアワード(褒賞)について書きたいと思います。

御存じの通り、わが新潟JCは残念ながら入賞することが出来ませんでした。

すべての委員会が7月までの事業ではあるのですが、苦労を重ね、

真剣に取り組んでくれた多くの事業。

  

その多くの事業を褒賞に導くことが出来なかった自分の無力さを、心から感じました。

申請の隅々までチェックして、担当委員会と共に、解りやすくPRできるようにしたつもりだったのですが

それだけの問題ではなく、根本的な事業に対しての姿勢や熱意が足りなかったのかもしれません。

本当に、本当に、申し訳なく思っております。

皆さん、ごめんなさい。

  

事業とは褒賞を取ることが目的ではなく、市民・国民の心を1ミリでも動かし、

明るく豊かな社会に導く為の運動であると思っています。

でも今回、褒賞を取ることによって、新潟JCの皆さんが自分たちのLOMに誇りを持ってもらいたかった。

全国で胸を張れるLOMにしたかったのが本音です。

  

全国大会の3日間、悔しくて、悔しくて、失意の中、3日間を過ごしました。

悔しさを引きずったまま、日曜日に自宅に帰り、夕飯時、ぼーっとテレビを見ていたのですが

3日間悩んだあげく、自分の中で結論が生まれました。

  

正直な所、いろんな所で、様々な方々から「今年は取れるんじゃない」とか「すごいね」とか

評価をいただき、気づけば心の中で天狗になった自分がいました。

仮に褒賞を獲得していたら、LOMも、なによりも自分自身が、なおさら天狗になったかもしれませんし

これから未来に向けて進化をする為の努力を怠ったかもしれません。

それでは本末転倒です。自己満足をするためのものではないのです。

  

良い機会だったのだと、今は思います。自分自身と、これからの新潟JCを

真剣に考え、様々な問題に対して、本当に市民の心を動かす事業をするために

何をしなければならないのか、どのような心構えでいなければいけないのか、

そのすべてが私には欠けていたことに、今更ながら気付きました。

  

多少、何かが上手くいったり、ちょっとした評価があるからって、人は驕ることなく過ごさなくてはなりません。

そして、先見力を磨かなければ目標を達成することもできません。

心の隙が今回の結果だったこと、もっと、もっと私たちが暮らす新潟の未来の姿を

具体的に描かなければ、JCの運動など自己満足で終わってしまうのだと、何も変わらないし

誰にも評価されないのだと、そして、それらを皆で自覚しなければ、常々口から発している綱領など

口先だけのものになってしまうのだと、深く考えた全国大会でした。

  

ダメだったことは次へのステップです。

無駄な経験など何一つないのだから、これからに生かして行きたいと思います。

  

ナオキ