何ができる?
桜も散り始め、気温も徐々に暖かくなり始めました。
寒い日が続いていましたが、ようやく春らしくなってきました。
4月例会も終了し、いよいよゴールデンウイークに突入ですね。
先日の27回新潟JCフォーラム「拉致問題」、各方面より多くの温かいメッセージをいただきました。
また、あらためて新潟JCとして「拉致問題」を勇気を持って取り上げたこと、関わったことを誇りと思います。
川上委員長をはじめとする対岸問題検証委員会の皆様、本当にお疲れ様でした。
開始前の控室、終了後の懇親会にて、横田ご夫妻とたくさんのお話をさせていただきました。
その中で、胸に突き刺さった言葉がいくつかあります。
私の13歳になる娘の話をしていたときの会話の中で、
「高橋さん、信じられないでしょう、自分の本当に大事にしている娘が突然居なくなるんですよ、
私はこの数十年、何度も何度も死のうと思ったのです、本当に辛いんですよ」って
自然にお話されました。
その言葉の重さ、本人にしか理解できない辛さや御苦労が突き刺さり、目頭が熱くなってしまいました。
その後、「でも、どんな些細なことでも国がちょっとでも動いてくれたとか、市民から千羽鶴を送っていただいたり、
孫のヘギョンとめぐみ宛に手作りのぬいぐるみを送っていただいたりとか、本当に皆さん、温かい人ばかりなんですよ」
このようにもお話されました。
拉致された直後、御夫妻が街頭でビラ配りをしていたころ、何も知らない市民は、きっと必死に渡そうとするビラを
無視した人もいたことでしょう。または見ずに他人事だからって捨てた人もいたかもしれません。
辛かったと思います。人を信じられない心境にもなったと思います。
その辛さを乗り越えて、ただただ娘のために活動し続けた御夫妻には、想像を絶する辛さを体験してきたのではないでしょうか。
そんな簡単な言葉で片づけてしまえるものでもないかもしれません。
今回、心から思ったのは、私たち民間人が強い意志を持って、思いを示さなければ
問題は解決しないのだと、あらためて強く感じました。
そして、参加していただいた国会議員の方には、嫌な思いをさせてしまったかもしれませんが
発言したことは事実であり、”がんばっている”ではなく、もっとがんばれっていう心からの思いです。
選挙時に「拉致問題全面解決」を謡い選挙に勝ったのであれば、またそれを信じて投票した国民がいるという
事実があるのだから、捨て身で取り組んで欲しいと思います。
そうでなければ拉致問題を口にした国会議員はすべて嘘つきだとも思います。
この問題は世の中のすべての問題に通じる問題であり、
重大な人権問題でもあります。もっと言わせてもらえば、日本人のアイデンティティを
明確にする問題、アメリカであれば、きっと武力行使まで行きつくでしょう。
俺達のような青年世代として、何をしなければならないか?
これからの俺たちに何ができる?
今年の新潟JCの拉致の運動の枠から大きく、大きく、はみ出てもいいのです。
純粋に提案があれば、共に意見していきたいと思います。
このまま終わらせてはいけないのです。
ナオキ