新年会
皆様、こんにちは。
昨日は新潟JC新年会でしたね。
大変盛り上がり、今年の1年をようやくスタートすることができました。
設営いただいた大澤委員長始めとする会員交流委員会の皆様、本当にありがとうございました。
先回のコラムで新年の習わしについて書かせていただきましたが、
今回は太陽と星について書きたいと思います。
天皇陛下御即位20年の時に詠まれた歌の中に「太陽の国」とありましたね。
日本はとかく太陽の国と言われ、日の出日の入りがはっきりし、生活もそれに合わせて安定しております。
一方、北欧では日の出が9時で日の入りが15時ぐらいです。
まだ16時だというのに外は真っ暗で遅くまで残業しているような気分になってしまうでしょう。
これでは「日の出とともに起きて日没とともに就寝」なんて生活ができません。
ともあれ北欧では、太陽はとっても遠い存在のものでした。
一方で太陽が過酷なのは中東です。砂漠の果てにユラユラとたちのぼる蜃気楼。
真夏の中東の太陽は、まるで人々に鞭打ちをしているかのような厳しさがあります。
灼熱地獄で身も心も干上がりそうな大地を見ると、中東の人々が月や星を愛し、国旗にした意味がよくわかります。
イスラエルはダビデの星、イスラム諸国の国旗はトルコやパキスタンなど月をモチーフにしたものが多いのです。
21世紀は米中の時代とも言われています。どちらも「星」の国です。星は闇の中でしか輝きません。
両国の歴史の浅さは長い人類の歴史の中で、瞬間的な「スター」にはなりえても
普遍的な存在になるにはほど遠いかもしれません。
21世紀の世界に必要なのは、人々の心をわけへだてなく照らし、意識レベルを高める太陽の光線。
今年は多くの日本人が長い歴史軸を持つこの国の原点に立ち返り、大切な事に気付く年になるような気がします。
そして、昨日の新潟JC新年会でも新潟商工会議所新年祝賀会でも感じたのは、不景気や殺伐とした世の中だと言われながらも
そこにいる方々の熱気と活力です。その力が間違った方向にさえ行かずに一つになれば
「変革期に発揮される日本の底力」になるはずです。
原爆やアメリカの占領政策だって、そう簡単には破壊できなかった日本の底力。
昨日の挨拶の中でもお話させていただきましたが、戦後の国民がひたすら働き築き上げた現代社会。
でも理屈で説明がつかない大切なものを発展した社会と引き換えに数多く失ってしまった気がします。
だからこそ転換期である今を我々がどう生きるかが大切なのです。いつ何時も絶望は禁物です。
太陽の国に生まれたことを感謝し、民間人、青年経済人としての底力を国や地域のために
発揮していけるよう、あらためて思った昨日でした。(今日は二日酔いです)
ナオキ